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中国の中東問題特使、パレスチナ訪問

2016-02-01 10:26:27     cri    


 パレスチナを訪問中の中国の宮小生中東問題特使は31日、パレスチナ高官との会談で、習近平国家主席が先ごろ中東を歴訪した成果を伝えると同時に、中東とパレスチナ問題における中国政府の立場を表明しました。これに対して、パレスチナ側は賞賛の意を示しました。

 席上、宮小生特使は「習主席がエジプトの首都カイロに設置されているアラブ連盟本部で行った演説で、パレスチナ問題に触れた。その中で、パレスチナ人民の合法的な民族権益を擁護することは、国際社会の共同責任だと示した。また、パレスチナ人民に一日も早く希望が見えるように、国際社会はより力強い行動を取るべきだと主張した。さらに、中国は中東和平プロセスを断固として支持すると表明した」と述べました。

 このほか、宮特使は「中国は、注目されている中東問題が全面的に解決されるべきだと主張している。中国は終始、『二国案』を揺るぎなく支持し、パレスチナ人民が民族の合法的権利の回復を目指す正義の事業を支持している」と強調するとともに、「国際社会がパレスチナ・イスラエル和平交渉を再開すると同時に、パレスチナの経済発展および人道主義への援助も強化すべきだ」との見方を示しました。

 これに対して、パレスチナの指導者は、「習主席の中東歴訪は歴史的な意義を持っている。特に、パレスチナ問題を重視するよう国際社会に呼びかけたことに感謝している」と示しました。また、「中国は一貫して、平和発展を主張しており、対話による地域問題の解決を促し、パレスチナ人民が民族の合法的権利の回復を目指す正義の事業を支持している」と評価したうえで、中国が中東地域および国際問題でより積極的な役割を果たすことを期待しました。

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