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トルコの新聞「ヒュッリイェト」紙が30日に報道したところによりますと、トルコ空軍は警戒レベルを引き上げ、領空を侵犯する外国の戦闘機を即時に攻撃できるよう臨戦態勢を整えたということです。
トルコ外務省は30日、声明を発表し、「外務省は29日夜、トルコに駐在するロシア大使を招致し、ロシア軍機がトルコの領空を侵犯したことに抗議した」と明らかにし、「トルコのレーダー部隊は、ロシア軍機が領空に入る前に英語とロシア語で繰り返し警告をしていた」と説明しました。
また、トルコのエルドアン大統領は記者会見で、「トルコは、北大西洋条約機構(NATO)のメンバー国である。トルコの主権を侵犯し続けるなら、ロシアにとって良くない結果が待っているだろう」と指摘しました。
一方、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は、30日に発表した声明で、「トルコ政府からの再三の警告にもかかわらずロシアの軍用機は29日、トルコの領空を侵犯した」と述べ、ロシアに対して、NTAOのメンバー国の領空を尊重し、責任の伴う態度と行動をとるよう呼びかけました。そのうえで、ロシアとトルコが意思疎通を強化し、冷静を保ち、事態をエスカレートさせないよう呼びかけました。
これに対して、ロシア国防省の報道官は30日、「シリアで任務を遂行していたロシア軍機がトルコの領空を侵犯した事実はない。トルコの声明は根拠のないプロパガンダだ」と強く反論しています。(藍、謙)
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