国家観光局がこのほど発表した統計によりますと、2015年の中国人海外旅行者の数は1億2千万人に達し、観光支出は1045億ドルとなりました。前年度の同じ時期と比べ、それぞれ12％、16.7％増となりました。中国国内からの旅行客の人数と観光支出総額は、引き続き世界１位になるということです。

　アメリカ国家観光局によりますと、2015年の訪米中国人観光客の人数が3千万人に達し、前年と比べて16％増加しました。観光客は１人当たり６千から７千ドルを支出しており、他の国よりも利用額が大きいことが分かりました。

　また、韓国観光公社の調べによりますと、2015年の訪韓中国人観光客が一人当たり2200ドルの支出となり、韓国に220億ドルの経済利益をもたらし、韓国のGDPの約1.6％を占めることになります。さらにオーストラリア統計局によりますと、2015年の訪豪中国人観光客の数が100万人に達し、観光支出総額は約355億人民元となり、オーストラリアは10年間で達成する計画目標を5年間で実現したとのことです。

　米誌フォーブスは、中国人観光客は世界で最も規模が大きく、利益をもたらしており、今の中国の若い世代は質のよい観光を求めていると伝えています。（雲莎、星）