中国国家観光局はこのほど、「2015年の中国観光10大ニュース」を発表し、「習近平国家主席の重要な指示により、全国でトイレ革命のクライマックスを迎えた」というニュースは、トップでした。

　国家観光局は、「『トイレ革命』は2015年に進められた観光の基礎プロジェクトであり、文明プロジェクトと民生プロジェクトでもある」とした上で、「2015年からの3年間、全国ではトイレ5万7000箇所を新築、あるいは改築した」と明らかにしました。

　2番目にランキングしたのは、「中国の観光産業はGDPへの貢献は10％を超えた」というニュースでした。国家観光局によりますと、観光業の就業者数は総就業者数の10％を占めており、去年中国国内の観光客数は延べ40億人を上回り、観光収入は4兆元（約74兆円）を超え、また海外旅行に出た中国人は延べ1億2000万人、海外での総消費額は世界一だということです。

　このほか、日本から3000人の訪中団が訪れ、習近平国家主席は中日友好交流大会に出席し、「中日交流の土台は民間にある」という重要な談話を行ったとのニュースや、「中国観光年」イベントが韓国で成功裡に行われたこと、「一帯一路」（シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード）の構想により、「シルクロード観光年」イベントの開催などがあります。（藍、kokusei）