アフガニスタンの和平を実現させるためのパキスタン、アフガニスタン、中国、アメリカによる初の4カ国協議が11日、パキスタンの首都イスラマバードで開かれました。

　外務省アフガニスタン問題担当の鄧鍚軍特使、アメリカのアフガン・パキスタン担当特別代表リチャード・オルソン氏、パキスタンのサルタージ・アジズ外務及び国家安全保障担当顧問、アフガニスタンのヘクマト・カルザイ外務次官らが協議に出席しました。

　アジズ顧問は開幕式挨拶で、「アフガニスタン政府とタリバンとの和解実現を目指す今回の協議は重要な意義を持っており、アフガニスタンの和平プロセスに方向性を与え、目標を示すほか、双方による直接の対話に有利な環境を作り出した。関係各国は対話に前提条件を設けるべきではなく、共通する責任感を持ってアフガニスタンの和平と和解のプロセスを推進していかなければならない」と述べました。（殷、む）