国家統計局が9日に発表したデータによりますと、2015年12月、中国のCPIの上昇率は去年の同じ月に比べ1.6%増だったということです。その内訳は、都市部の上昇率が1.7%なのに対して農村部の上昇率は1.5%、また、食品価格の上昇率が2.7%、非食品価格の上昇率が1.1%でした。2015年12月は例年よりも雨と雪の天気が多かったことで、野菜の価格が押し上げられ、食品価格上昇の主な原因になったとみられています。
年間を通すと、2015年のCPIの上昇率は去年より1.4%増で、そのうち食品価格が2.3%、非食品価格が1.0%それぞれ上昇しました。
また、中国の大手銀行・交通銀行の金融研究センターは先ごろ発表した報告で、「今年の中国の通貨政策は、基本的な安定を保った上で、緩和寄りの調整が行われるだろう。流動性のある放出で2016年のCPIは小幅な上昇が促されるものの、全体的に低レベルの上昇状態が維持される可能性が大きい」と分析しています。(朱、謙)
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