習近平国家主席は23日、人民大会堂でベトナムのグエン・シン・フン国会議長と会見しました。

　習主席は席上先ず、先月のベトナム訪問を振り返り、グエン・フー・チョ書記長とチュオン・タン・サン主席に対し謝意を伝えました。グエン議長は習主席のベトナム訪問の成功に対し、習主席に祝意を伝えました。

　習主席は、中国とベトナムは今年、国交樹立６５周年を迎え、両国の友好協力関係が順調であることを高く評価しました。また、両国は今後も密接に協力し、特に以下の面で協力していきたいと述べました。

１． しっかりした政治基礎を築く。中国とベトナムはともに共産党が率いる社会主義国家であることから、共産党の指導地位を強化し、社会主義制度を維持し、国家の発展目標を実現させる。これは、両国が共に努力していく方向である。

２． しっかりした物質基礎を築く。中越双方は、発展戦略を連携させ、生産能力での協力を進め、インフラ整備を全力で行い、更なる経済協力区の建設を推進する必要がある。

３． 中越双方の不一致を適切に処理すること。両国の意見の違いよりも共同利益の方がはるかに大きいことから、問題を適切に処理する必要がある。

　一方、グエン議長は、ベトナム党、政府と国民は、中越の伝統ある友情を非常に重視しており、中国共産党の優れた指導の下、大きく発展した中国に対し敬意を表しました。その上で、「中越の友好は、両国の根本的な利益に一致しており、当該地域の平和と発展にも有利である。ベトナムは中国とともに、両国指導者の共通認識を積極的に実行に移し、一層政治的相互信頼を深化させたい。経済・人文・安全保障・地方等の分野で実務協力を拡大し、多くの協調場面で力を合わせ、相互支持を強化し、中越全面戦略協力関係の更なる発展を促進する」と応じました。（雲莎、keiko）