中国の李克強首相とマレーシアのナジブ首相が23日、会談し、共同記者会見を開きました。

　李首相は会見で、「今回の訪問で、両国人民の長き友情、密接なハイレベル交流、絶えず強化される政治相互信頼、互いの文化に対する開放的で包容性のある態度と、広範囲に及ぶ協力の見通しを深く感じた。中国は自らの優位性を発揮し、マレーシア南部鉄道とマレーシア・シンガポール鉄道などのインフラ施設建設に参加し、両国企業の相互投資の拡大を奨励し、貿易、金融、海洋、教育、国家安全貿易事務などの分野での協力をさらに深めることを希望する。より多くの国民がマレーシア旅行を楽しむことを奨励し、両国人民の理解を深めることを図りたい。マレーシア側が打ち出したビザの利便措置を歓迎する」と述べました。さらに、「互いに尊重し、平等に扱い、深く信頼することは、中国とマレーシア関係の固い基盤であり、貴重な宝だ。双方が力を合わせ、この宝を伝承し、大いに発揚し、両国関係が意気揚揚で、健全かつ安定に発展できることを望んでいる」と強調しました。

　これに対し、ナジブ首相は「両国は全面的戦略パートナーシップを構築して以来、大きな進展を遂げてきた。今、両国関係は歴史の絶好期にあたり、マレーシアは両国関係発展の現状に満足している。広い分野にわたる共栄的な協力は、両国関係をさらに固め、発展させるに違いない」と述べました。

（怡康、YM）