マリで発生した襲撃事件で中国の国民3人が犠牲となったことを受け、習近平国家主席は21日、重要な指示を下し、残酷な行為を強く非難すると共に、犠牲者の遺族に深い弔意を表しました。
さらに、関係部門に対し、海外における中国の国民や団体を対象とする、安全面での保護対策強化に向けて一層尽力するよう求めた上で、国際社会との連携を強め、無辜の民間人の命を奪う暴力テロ活動を断固として取り締まり、世界の平和と安定の維持に取り組んでいきたいとの姿勢を示しました。
一方、李克強首相も21日、同事件に関し、犠牲者の遺族に深い弔意を表すと同時に、関係部門に対し、善後措置を確実に全うし、在外中国人の安全を確保するため、在外機関や中国系企業の安全防犯措置の確実な強化を求める指示を行いました。
なお、王毅外相は21日、クアラルンプールで記者の質問に答え、同事件を「極めて非人道的な暴力行為」とし、強く非難しました。
王外相の紹介によりますと、犠牲となった3人の中国人は、いずれもアフリカの開発や地元の人々の福祉改善のために現地を訪れたエンジニアだということで、王外相は、3人の犠牲に深い悲しみの意と弔意を表した上で、「中国はこれまで、あらゆる形、如何なる場所で起きたテロ事件にも反対の姿勢を貫いてきた」として、国際社会が、テロ撲滅の為の合力をに作り出していくべきだとの考えを示しました。(洋、む)
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