トルコの首都アンカラの検察当局は28日、アンカラ駅周辺で起きた連続爆破テロについて、過激派組織「イスラム国」（IS）のトルコ南東部の支部が引き起こしたとする、捜査結果を公表しました。

　調べによりますと、トルコ南東部に隠れているISの支部が命令を受け、クルディスタン労働者党に関係する目標や、ISに反対する目標を襲撃することで、11月1日に予定されているトルコの議会選挙を妨害し、政局を乱そうとしたということです。

　トルコは国内のISへの取り締まりを強化しており、今月27日にはISの武装分子30人を逮捕しています。　また、今年1月から9月までに、ISのメンバー285人を逮捕し、爆薬製造のための化学薬品2700キロ、ロケットランチャーなどを押収したということです。（MOU）