中国共産党は14日から16日にかけ、北京で、「シルクロードの再構築と共同発展の促進」をテーマにアジア政党国際会議（ICAPP）を開きました。中国が提唱する「一帯一路（シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード）」という戦略的構想を、アジア諸国やシルクロード関係国の政党にさらに理解してもらうことで、協力の拡大を促しました。

　会議は中国共産党中央連絡部の主催によるもので、約30の国から60を超える政党や政党組織の代表らが出席しました。アジアやシルクロード関係国のほか、オブザーバーとして、ラテンアメリカやアフリカからも参加しました。また、メディアや商工業の関係者も初めて出席しました。

　会議では3つの議題を中心に話し合われました。一つは「政治的な導き、シルクロードにおける政党の新しい共通認識」で、次に「通じ合う民心、シルクロード文明の新しい対話」、3つ目は「経済的融合、シルクロード諸国発展の新しい原動力」です。また、地域経済協力の分科会も開かれ、多分野、広い角度から、シルクロードの共同構築を検討しました。

　同会議はこれまでに3回開かれ、「貧困撲滅」や「発展と社会共有」、「グリーン発展の促進、美しいアジアの共同構築」をテーマにしました。（10／14　Lin,　YM）