会員登録

専門家、国連一般討論演説での習主席演説を高く評価

2015-09-29 21:13:56     cri    

 中国の習近平国家主席は28日、ニューヨークの国連本部で第70回国連総会の一般討論演説に出席しました。習主席は「手を携え、協力とウィンウィンの新しいパートナーを構築し、心を一つにして人類の運命共同体を作ろう」と題した重要な演説を行いました。その中で、国際秩序及び人類の前途と運命に関する中国の政策と主張について詳しく説明し、内外の専門家からも強い共感を得ました。

 専門家らは、習主席が協力とウィンウィンをコアとした新しい国際関係の理念について、全面的かつ系統的に説明し、世界の平和と発展を守っていく上での揺るぎない中国の決心を表明したとの見方を示しています。また、この演説は歴史的な見地に立ち、戦略的な視点を表しており、国際関係の発展において、重要な牽引的意義があるとみています。

 習主席は演説の中で、「平和、発展、公平、正義、民主、自由は人類共通の価値であり、国連の崇高な目標でもある。今の世界では、各国が依存し合い、喜びと憂いを共にしている。我々は国連憲章の主旨と原則を継承し、それを広め、協力とウィンウィンをコアとした新しいタイプの国際関係を構築し、人類の運命共同体を作っていく必要がある」としました。

 これに対し、南アフリカのケープタウン大学の国際関係専攻のルイン教授は賛同の意を表明し、「習主席による人類運命共同体を築くという主張は大多数の国、とりわけ発展途上国の心の声を表し、時代の赴く趨勢を代表し、各国の民意に順応したものだ」と評価しました。

 中国国際問題研究所の阮宗澤副院長は「習主席による5つの主張は、中国が国際秩序をとらえる時の視野と考え方を表しており、今後、国際関係の進むべき方向にとって、重要な牽引的意義がある」との見方を示しています。

 習主席は演説で、平等に付き合い、話し合い、理解し合うパートナーシップの確立を呼びかけました。これに対し、メキシコ大学院大学アジアアフリカ研究センターのコンネルリ研究員は「中国は他の発展途上国と同様に、過去に西側列強から侮られ、分割された痛ましい歴史があるため、発展途上国の立場に立ち、正義を主張し、世界各国が一律に平等に付き合い、大をもって小を押さえつけたり、強いものをもって弱いものを侮ったり、裕福であるのをもって貧しい国をいじめたりしてはならないと主張した」とみています。

 また、習主席は二国間や多国間関係におけるウィンウィン関係を堅持し、どちらかしか勝てず、勝ち組がずっと優位に立つという古い考え方を捨てよう、との主張を打ち出しました。これに対し、コンネルリ教授は非常に賛同すると話し、「これは国際新秩序を作るうえでの基本原則で、国連創設70年後の今日において、平和を守り、協力を図るという国際関係の発展の流れに合致するものだ」と高く評価しています。(Yan、山下)

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS