調査にはアメリカ人の大学生約100人、中国人の大学生約400人が参加しました。両国の大学生は相手の国に対する印象は積極的で、相手国に注目している一方で、認識する手段や、認識の程度、好感度、共感の程度、未来に対する予測などの面で、差がありました。
アメリカ人大学生は中国に対する認識が限られているものの、それを深めたいとの傾向があり、中国で勉強や生活、旅行することに非常に魅力を感じ、中国に対する考え方も多様化しています。中国人大学生はアメリカに対する認識が全面的で、アメリカの文化を感じる製品やブランドに詳しく、その影響も受けているということです。
好きな有名人の違いにも差が表れています。中国人大学生が好きなアメリカの有名人は、オバマ大統領、リンカーン元大統領、ワシントン初代大統領、アップルの創始者ジョブズ氏、マイクロソフト社の共同創始者ビル・ ゲイツ氏などで、政治、科学技術、文化スポーツなど、多くの分野に及んでいます。一方、アメリカ人大学生が好きな中国の有名人は俳優のジャッキー・チェン氏が圧倒的多数で1位です。習近平国家主席は政治家で唯一、名前が挙げられたほか、姚明選手や俳優のジェット・リー氏、ブルース・リー氏、女優の範氷氷さんなどとなっています。
未来の両国関係について、アメリカ人大学生は楽観的で、「完全なパートナーになる」と考える人は32%、「パートナーであり、競争相手である」と考える人は46%を占めています。これに対し、中国人大学生は「パートナーであり、競争相手である」が79%で高く、「完全なパートナーになる」は10%でした。(殷、YM)
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