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米国、難民問題解決に消極的な姿勢

2015-09-11 11:38:33     cri    

 多くの難民が欧州に流入しています。これに対し、西アジアと北アフリカに積極的に干渉し、混乱を引き起こしたとみられるアメリカは消極的な姿勢で、国内外で非難を浴びています。欧州連合(EU)の最新の難民受け入れ割り当て案が公表され、ポーランドは9日、条件付きで難民の受け入れ数を増やすことを表明しました。

 人道支援の国際組織「女性難民委員会」の高官、ミッシェル・ブラネ氏は「アメリカはシリア難民の問題で、より多くのことをする能力を持ち、そうするべきだ。この問題に対するホワイトハウスの沈黙は受け入れられないものだ」と強調しました。

 米紙「ニューヨークタイムズ」は「アメリカなど大国は、シリア内戦の悪化を防ぎ、被害者を保護する責任を持つ。シリアでのアメリカの政策がいまのところ失敗であることは明白だ。したがって、アメリカはいま続いている災難と関わりがある」と指摘しています。

 ドイツのメディアは「ベルリンだけでも去年受け入れた難民は1000人を超えており、2011年以降アメリカが受け入れたシリア難民の数にあたる。これは伝統的な移民国家にとってはジョークだ」と述べています。

 欧州委員会のユンカー委員長は9日、EU各国が難民を割り当てる案を発表し、一部の国がこれに応じています。これまでに割り当てを拒んでいたポーランドのコパチ首相も同日、より多くの難民を受け入れることができると表明しました。これまでの2659人から1万1946人に増えるということです。

 一方、米ホワイトハウスの報道官は現地時間10日、10月1日から始まる新しい財政年度に、少なくともシリア難民1万人を受け入れることを発表しました。(Mou)

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