アメリカ史上最大被害をもたらした自然災害、ハリケーン・カトリーナから10年が経ちました。オバマ大統領は27日、ルイジアナ州ニューオーリンズを訪れ、低所得層団地で講演し、再建の成果を高く評価した後、教訓を汲み取るよう呼び掛けました。
10年前の2005年8月、ハリケーン・カトリーナはメキシコ湾から上陸し、1800人以上の命を奪いました。さらに、100万人余りは家を失い、経済損失は1350億ドルを超えました。ハリケーンによる津波は堤防を越えたため、ニューオーリンズ市の8割以上の地区が水浸しとなりました。これより深刻なのは、放火、略奪、強姦、警察との交戦など、無政府の混乱状態でした。そこで、アメリカ政府の災害対策が疑問視され、多くの批判を受けました。
オバマ大統領は27日の講演で、「悲劇と困難を前に、思いやりのある人々は一致団結して援助の手を差し伸べ、より美しい未来を築き上げてほしい」と激励しました。(08/28 Lin Kokusei)
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