抗日戦争勝利70年を記念するレセプションが同日、東京都内の中国大使館で開かれました。程大使は挨拶の中で、「日本軍国主義による侵略戦争は、中国及びアジアの被害国の人民に大きな災難をもたらした。過去における歴史を正しく認識し、取り扱うことが日本とアジアの隣国との関係改善の重要な基礎であり、未来を切り開くための前提でもある」と述べました。そのうえで、程大使は「中国は対日関係の発展を一貫して、非常に重視している。日本側と手を携えて共に歩み、両国国民の世代を超えた友好を実現するために努力している。戦後70年来、両国は断絶と対立から友好協力へと変化し、両国関係の発展から大きな利益を得た」と述べ、中日関係の改善に期待感を示しました。

　また、今月3日に北京で行われる抗日戦争勝利70年式典について、程大使は「中国が70周年の記念行事を催す目的は、歴史を銘記し、烈士を偲び、平和を大切にし、未来を切り開くためであり、特定の国を標的にするものではなく、今日の日本を標的にするものではなく、日本国民を標的にするものではない」と改めて示しました。

　中国大使館で開かれたレセプションには村山富市元首相や、公明党の山口那津男代表ら約300人が出席しました。（ZHL、山下）