北京にはいよいよ冬将軍が到来しました。最低気温が氷点下4度まで下がるなど、厳しい寒さが続いています。一方、広東省や海南省、香港、マカオなど南方に暮らす人々は、冬でも雪や氷を見ることはできません。そこで冬になると、この地域の人々は中国北方の黒龍江省や吉林省を旅するのです。

　雪と氷の世界。スキーやスケートを楽しむことができるほか、黒龍江省の中心都市ハルビンでは雪祭りが開催されます。ハルビンの雪祭りは1985年から毎年1月に行われており、雪や氷で作られた彫刻を鑑賞することができます。日本の札幌やカナダ、ノルウェーなどとともに、世界有数の雪祭りとなっています。

　同じく黒龍江省にある牡丹江市でも、雪祭りが開かれます。今年の開催日は12月22日です。雪祭りでは、中国東北地方やロシアの文化について紹介するイベントも開催されます。今年の冬、黒龍江省の雪祭りを体験してみてはいかがでしょうか。

　「今週のワンポイント」では、河南省の有名な観光地・雲台山地質公園をご紹介します。

　「旅インフォメーション」のコーナーでは、中国での旅に役立つ情報をお届けします。（担当：任春生）