北京市ではオリンピックとパラリンピックの期間中、交通渋滞を緩和し大気汚染を軽減するため、自動車の交通規制を行っていました。自動車のナンバープレートの末尾の数字が奇数か偶数かによって、走行できる日を制限するというものでした。その結果、北京市では交通渋滞が緩和されただけでなく、空気の質も改善され、きれいな青空が広がる日が増えてきました。市民の間では、この交通規制を引き続き実施してほしいという声まで上がりました。しかし一方で、自動車を利用する人にとっては、こうした交通規制は非常に不便です。
今後どう対応していくべきか、北京市交通部門は、市民代表や有識者、メディア関係者などを集めて検討会を何回も開きました。その結果、すべての車が1週間に1度のペースで走行制限を受ける規制が実施されることが決まりました。同じく自動車のナンバープレートの末尾の数字によるもので、月曜日は1と6、火曜日は2と7、水曜日は3と8、木曜日は4と9、金曜日は5と0の車が走行できなくなります。この規制はすでに13日からスタートしており、バスや地下鉄など交通機関の利用者が増えています。
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「旅インフォメーション」のコーナーでは、中国での旅に役立つ情報をお届けします。(担当:任春生)
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