中国とロシアは14日、黒龍江省の黒瞎子島(ロシア名:大ウスリー島)で、「中国ロシア境界碑除幕式」を行いました。同日、中国外務省とロシア外務省は、「中華人民共和国政府とロシア連邦政府による中露国境画定に関する追加議定書」及び付属文書を発効しました。両国の国境守備部隊はすでに、双方が定めた境界線に基づく防衛を始めています。
黒瞎子島は面積およそ327平方メートル、香港の3分の1の大きさです。今回の国境線の画定によって、双方はこの島を半分ずつを領有することになりました。中国は西半分、ロシアは東半分です。
黒瞎子島は中国最東端にあり、中国で最も早く日の出を見られる場所です。これまではロシアが支配していましたが、島の半分が中国に復帰したことを受けて、旅行代理店には早くもツアーの問い合わせが殺到しています。
島では観光設備が整っておらず、まだ観光客を受け入れることはできませんが、早ければ来年には観光ツアーが発表される見込みです。中国最東端で、日の出を楽しむ旅に、みなさんもお出かけになってはいかがでしょうか。
「今週のワンポイント」のコーナーでは、常夏のパラダイス・海南島の三亜市をご紹介します。
「旅インフォメーション」のコーナーでは、中国での旅に役立つ情報をお届けします。(担当:任春生)
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