5月12日、四川省でマグニチュード8.0の大地震が発生しました。被災地は多大な損失を被り、15日までに69170人が死亡、374159人が負傷、17427人が行方不明となっています。すべての家屋が倒壊した街もあります。
これに伴い、四川省政府は13日、観光業へのダメージについて記者会見を開きました。それによると地震発生時、被災地には1万人あまりの観光客がおり、政府はヘリコプター20機あまりを出動させ、観光客の救出に当たりました。今回の地震で54人の観光客が亡くなりましたが、外国人観光客は全員無事救出されました。救出された外国人観光客の国籍は、日本・韓国・アメリカ・オーストラリア・シンガポール・インドネシア・ドイツ・タイなど12カ国におよんだとのことです。
また今回の地震により、四川省の観光業は500億元(日本円でおよそ7500億円)の損失を被りました。現在まで被災地周辺への観光は禁じられていますが、四川省観光局によると、楽山や宜賓、眉山、涼山など13の観光地を再開させる予定があるほか、世界遺産の青城山も3ヶ月以内に再オープンすることが決まっています。
今週は、先週に引き続き、特別シリーズ番組「美しい広西」の第5回をお送りします。
今週の「旅インフォメーション」のコーナーでは、中国での旅に役立つ情報をお伝えします。(担当:任春生)
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