中国国際放送局は、5月14日から、クイズ番組「美しい広西」をお送りします。この番組は5回シリーズで、毎回2問のクイズを出題します。合計10問分の解答を書いてお送りいただいた方には、抽選で素敵なプレゼントを差し上げます。1等賞、2等賞、3等賞のほか、特別賞として広西チワン族自治区への旅をご用意しています。ぜひふるってご応募ください。 あて先は、〒100040中国北京市中国国際放送局日本語部「中国の旅・美しい広西クイズ」係です。 Eメールでも解答を受け付けています。アドレスはnihao2180@cri.com.cnです。締め切りは、郵便の場合は2008年10月6日当日消印有効、Eメールの場合は2008年10月6日の午後12時までです。 応募の場合は、お名前、連絡先を明記してください。お待ちしています。
シリーズ第4回「夢のように美しい海景色」
中国には、56の民族が暮らしています。その中のひとつがジン(京)族です。ジン族の人口はおよそ2万人。そのほとんどが、広西南部の東興市に住んでいます。
ジン族が暮らす東興市は、中国とベトナムの国境近くにあります。街の西側を流れる川の向こう岸がすぐベトナムです。
また、街の東側には湾が広がり、ここで暮らすジン族の人たちは漁業を生業としています。ジン族には、獲物をみんなで分かち合う風習があります。魚介類を食べたいと思ったら、漁から帰ってきた漁船に乗り込み、船上と交渉して、魚を持ち帰ります。
この素朴でのんびりした風情が、多くの観光客にとって大きな魅力となっています。
旧正月や端午の節句、中秋節など、漢民族と同じように祝う祝日もありますが、ジン族独自の祝日もあります。その中でもっとも賑わうのは、毎年、旧暦の6月10日に行われる「唱哈節(チャンハージエ・歌競い)」の祭りです。地元の住民・楊靖紅さんが、この祭りについて紹介してくれました。
「『歌競い』は、歌で感情を伝えるものです。海の神様へ祈りを捧げるのです。また、友達を作るきっかけにもなります」
東興市中心部から15キロ離れた「ハ亭」というところで、毎年「歌競い」の祭りが行われます。老若男女が美しい衣裳に身を包み、歌い踊ります。
東興市から海岸線に沿って東に行ってみましょう。しばらく行くと、欽州市の三娘湾に到着します。三娘湾は、青い海と美しい砂浜で有名です。そして、この一帯には中華シロイルカが生息していることでも知られています。
三娘湾は、「中華シロイルカの故郷」と呼ばれています。シロイルカは全身ミルクのような白い色をしており、おなかと尾の部分はピンク色を帯びています。国家保護1級動物に認定されており、三娘湾海域にはおよそ100頭が生息しています。三娘湾では、漁船や観光船のあとを着いてくるシロイルカたちの姿を、1年中鑑賞することができます。
この三娘湾はもうひとつ、変わった形の岩が多く見られることでも知られています。ある岩は鷹が翼を広げて羽ばたいている姿に見えます。また、ある石は、陸に這い上がったトドのように見えます。さらに、ワニやクジラに似た形の岩もあり、どれも本物のようです。
この「三娘湾」という地名ですが、直訳すると「3人の妻の湾」となります。この名前の由来については、地元に美しい伝説が伝わっています。
昔、漁師だった3人の男が船に乗って、沖まで魚を捕りに出かけました。しかし、彼らは出かけたきり、帰ってきませんでした。3人の妻たちは、毎日海辺で船が戻るのを待ちました。来る日も来る日も待ちました。待ちわびて、妻たちは石になってしまいました。地元の人々は、妻たちの愛情深さに感動し、この湾の名前を「三娘湾」としたのです。
三娘湾からさらに東に行くと、北海市に到着します。
北海市は三方を海に囲まれた半島に位置します。茶色の大地、青い海、銀色に輝く砂浜、木々の緑・・・まるで絵画のように美しい街です。亜熱帯の、自然条件に恵まれたこの海辺の街は、人々が暮らすのに理想的な環境です。気候はおだやかで、夏は暑くなく冬は寒くありません。空気や水もきれいで、大気や水の質は国家1級基準に達しています。特に、大気1立方センチメートルあたりに含まれる酸素の量は、内陸部の50倍から100倍と言われています。「中国最大の酸素バー」と呼ばれるのは、まさにそうした理由からです。
どこまでも続く砂浜。北海市屈指のリゾート地「銀灘」は、キメの細かい白い砂と穏やかな波が自慢です。アメリカからの観光客・ジョニーさんは、次のように評価しています。
「本当に美しい景色ですね。周りの中国人が、『広西チワン族自治区に行くなら北海に行け』と薦めてくれたのですが、実際来てみてその理由が分かりました」
では、クイズです。
1、ジン族最大の祭りはなんですか?
2、「中国最大の酸素バー」と呼ばれる都市はどこですか?
|