中国国際放送局は、5月14日から、クイズ番組「美しい広西」をお送りします。この番組は5回シリーズで、毎回2問のクイズを出題します。合計10問分の解答を書いてお送りいただいた方には、抽選で素敵なプレゼントを差し上げます。1等賞、2等賞、3等賞のほか、特別賞として広西チワン族自治区への旅をご用意しています。ぜひふるってご応募ください。
あて先は、〒100040中国北京市中国国際放送局日本語部「中国の旅・美しい広西クイズ」係までです。
Eメールでも解答を受け付けています。アドレスはnihao2180@cri.com.cnです。締め切りは、郵便の場合は2008年10月6日当日消印有効、Eメールの場合は2008年10月6日の午後12時までです。
応募の場合は、お名前、連絡先を明記してください。お待ちしています。
シリーズ第1回「美しい桂林、美しい陽朔」
中国西南部に広がる広西チワン族自治区には、風光明媚な風景で知られる桂林という町があります。中国には、「文化財を見るなら西安に行け。自然風景を見るなら桂林に行け」という言葉があります。独特なカルスト地形と美しい漓江の流れ、周辺の田園風景がこの町の景観を作り上げています。
桂林を代表する見どころと言えば、「漓江」でしょう。北の興安県から南の陽朔県までを流れる大きな川です。この「漓江」の流域にはさまざまな観光スポットが点在していますが、中でも桂林市のシンボルとして有名なのが「象鼻山」です。
「象鼻山」は「漓江」のほとりにそびえ立つ岩山で、3億年前に海底の石灰岩が隆起して出来たものです。この山は、象が鼻を伸ばして川の水を飲んでいる姿によく似ています。満月の夜、月が水面に輝く光景は「象山水月」と呼ばれて人々に親しまれています。
観光業の発展に伴い、世界各地の観光地では旅行客が増加し、環境破壊などの問題を生じています。しかし、桂林は美しい空気と水を守ることを前提に観光資源開発を行っています。これについて、桂林市観光局の陳運春さんは次のように語っています。
「環境保護が第一です。環境に影響するプロジェクトをやるつもりは絶対にありません。桂林には煙を排出する工場はありませんし、ましてや汚染状況の深刻な工場などありません。桂林の企業はどこも、環境によく配慮しています」
「漓江」は全長400キロメートルの大きな川です。「漓江」の流れを南下すると、陽朔県という町にたどり着きます。陽朔県は桂林市内からおよそ83キロメートル。陽朔県へ船で向かう道中、両岸には山水画に出てきそうな切り立った岩山を眺めることができます。岩肌には地層が見られ、はるかな歴史を感じさせます。
この陽朔には、美しい自然や古い街並みが残されており、年間を通じて多くの観光客が訪れます。陽朔のメインストリートは長さ500メートルほどの小さな通りですが、1400年の古い歴史を持つことでも知られています。この通りは石畳の道になっており、素朴な雰囲気です。
陽朔は、海外からの観光客にも人気のスポットです。ここで「聚福楼」という中華料理店を営む陸華平さんは、外国人を対象にした中華料理教室を開催しています。毎日、10数人の外国人が参加する人気講座です。
陽朔には世界各国の料理を出すレストランや喫茶店、バーなどがあります。店の看板やメニューは、英語・フランス語・ドイツ語などが併記されており、非常に国際的な香りがします。中には、外国人が経営している店もあります。「牛頭」というバーのオーナー、アルフ・ヤングさんはオーストラリア出身です。5年前に中国を旅したとき、この陽朔の桃源郷のような景色に心惹かれ、定住を決意しました。地元の中国人と結婚し、子宝にも恵まれました。ヤングさんは、ここで一生暮らしたいと話しています。
コーヒーを飲みながら読書にふけったり、バーでお酒を楽しみながらおしゃべりに花を咲かせたり。陽朔はまるで桃源郷のような街なのです。
シリーズ第1回のクイズ:
1桂林市のシンボルはなんですか?
2桂林市を流れる川「漓江」は全長何キロメートルですか?
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