北京は、日ごとに春らしくなっています。柳が緑の芽を吹いて、桃の花が広げた枝一面に白い花を付けています。こぶしの花も満開です。
今日はいくつかの花見の名所を紹介します。まず、北京を見てみましょう。北京周辺では、東の郊外にある平谷の桃の花が有名です。ここは数十キロの道の両側が全部桃の木で、満開の季節になるとピンクの回廊になります。それから、鳳凰嶺の杏や木蓮の花、大興区の梨の花もよく知られています。それぞれ北京から近く、日帰りができます。こうした郊外の花見コースを企画している旅行会社もあります。大体1人100元ぐらい、日本円にすれば1600円ぐらいで済みます。
次は、河南省の洛陽です。4月になると、ボタンが鮮やかに咲きます。洛陽のボタンは大体4月から5月まで咲き続けます。ボタンの豪華な美しさはほかの花では見られないものです。洛陽は古くからボタンの名所として有名です。洛陽には多くの名所旧跡もありますから、季節に合わせて出かけてみてください。
最後は、中国南部、江西省モウ源の菜の花です。一面の菜の花畑を歩くと、春の中に溶け込んだ気がします。近くの農家で一休みしてお茶を飲んだり、古い民家を見学したりすることも出来ます。
春になると、菜の花をはじめ色鮮やかな花が次々と咲きます。冬は家に閉じこもりがちでしたから、近くの郊外や農村に行って、肌で春の息吹を感じてみてはいかがでしょう。
さて、今週の番組をご紹介します。
中国には数え切れないほどの観光地がありますから、一生をかけても全部の観光地を回ることは出来ないと思います。でも、中国の主な観光地を一度に見られる場所があるんです。「今週のワンポイント」のコーナーでは、深セン市にある「錦綉中華」民俗村というミクロ景観区を紹介しました。そこに行けば、1日で中国の主な観光区を見て回ると共に、中国の各民族の文化を知ることも出来ます。どんな場所か知りたければ、ぜひ番組をお聞きください。
「旅インフォメーション」では、青海チベット鉄道で豪華列車運行などの情報を紹介しました。お楽しみに!
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