中国で最も注目されているのは年に1度の両会議です。つまり、中国全国人民代表大会と全国政治協商会議です。今月3日と5日に、全国政治協商会議と全国人民代表大会はそれぞれ、開幕式を行いました。北京の人民大会堂では連日会議が続いて、来週の14日と18日にそれぞれ閉会する予定です。この2週間の間、全国各地から集まってくる2000人あまりの人民代表と2000人あまりの委員たちが、私たち国民の提案や意見などを検討したり、問題の解決案を見出したりします。
私は、全国人民代表大会を取材したことがありますが、代表のスケジュールは、びっくりするほどいっぱいです。徹夜で資料をまとめ、翌日の会議を準備する代表や委員が多いです。もちろん、それでもすべての問題を検討したり、解決法を見出したりすることは無理です。そのため、常務委員会が設立されて、閉会の時、全国人民代表大会の職責を履行することになっています。そして、政治協商会議の委員たちは、いろいろな形で政府に対する民主的な監督を行い、各民族や各界の人々の意見を述べることが出来ます。
北京では両会議が開催されていますが、この期間北京へ旅行に来る方々は、年に1度の中国の最も盛大な政治イベントが見られると思います。もし天安門を訪れたら、西側の人民大会堂にちょっと目を向けてください。大勢の人が集まっている場面を見たら、それは人民代表、あるいは委員たちの姿です。
さて、今週の番組を見ましょう。
「今週のワンポイント」のコーナーでは北京にある特別な博物館を紹介します。北京の伝統文化を紹介する胡同張北京民俗博物館です。個人の博物館ですが、昔の北京の文化を味わえる面白いところです。その様子は番組の中で詳しく紹介しました。ぜひお聞きください。
「旅インフォメーション」では四川省の成都市から2つの観光情報を紹介しました。ぜひお楽しみに!
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