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盲人マッサージセンターの張炳新院長の物語
   2007-09-20 17:44:23    cri

 張炳新さんは盲人マッサージ師として20数年にわたる臨床実践によって、独特なマサージ技法を創り、多くの患者を治しました。10年前の1997年、張炳新さんは新疆ウィグル自治区昌州漢方医病院盲人マッサージセンターに勤めはじめ、去年、一つの治療院を作り、その院長になりました。マッサージ師はほとんどが盲人です。

 張炳新さんは1976年、新疆ウィグル自治区の農業学校を卒業し、成績がきわめて優秀なので、母校の教師となりました。すべて順調だったのに24才の時、交通事故に遭い失明していました。痛ましい現実を受け入れられず、張炳新さんは自殺しようと考えたことがあります。この時、母親からの励みによって、張炳新さんは新たな元気を奮い起こすようになります。

 「私を大きく育てるため母親がすごく苦労した。私は目が不自由なほかは、頭と体のほかの部分がまだ健全で、必ず社会のために寄与することができると思う」

 当時、張炳新さんは婚約者の潘秀蓮さんに迷惑を掛けないように彼女と別れようとしました。ただ、潘秀蓮さんは家族の反対を顧みず張炳新さんと結婚しました。

 結婚後、張炳新さんは潘秀蓮さんの付き添いで盲人学校に入り、点字を学び始めました。また、盲人按摩を学ぶため、張さんは四川省成都按摩病院で2年にわたって盲人マッサージを学びました。

 1980年、張炳新さんは新疆昌吉州病院のマッサージ師になることができました。この20数年間、張炳新さんの素晴らしい医術で沢山の病気の人々を救い、1997年5月、張さんは全国労働模範に選ばれ、北京で国家指導者の接見も受けました。

 今、張炳新さんはより多くの目の不自由の人々が自力で生活できるように願っています。

 「私は盲人ですから、盲人の心の痛みがよく分ります。私はより多くの目の不自由の人を自立させる義務がある」

 去年、張炳新さんは300万元を投入し、新疆の初めての按摩病院を創設し、多くの盲人マッサージ師を募集しました。王さんは「私の宿願がようやく実現した。すなわち、社会のため寄与できる人間になることだ」と述べました。

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