新疆は中国の西北部にあります。かつてシルクロードが通り、今も多くの民族が暮らすところです。古くから、ここは中国と中央アジア、西アジア、ヨーロッパを結ぶ交通の要衝でした。
新疆ウィグル自治区ハミ市二堡村に住んでいる医師の劉玉蓮さんは村で仕事をして来た40数年の間に、数多くの患者の病気を治し、けがした人の手当てをしたりして来ました。今までに彼女の治療を受けた患者は30万人を越えています。劉玉蓮さんは地元の人々から命の女医さんとしたわれています。
ではクイズです。
劉玉蓮さんは地元の人々からなんと呼ばれていますか。
1966年、わずか16歳の劉玉蓮さんは、二堡村で医療活動を始めました。劉さんは、その時から「村民達は小さな病気なら村を出て病院へ行かなくでも私が治してあげる」と決心しました。この約束を果たすために、劉さんは毎日12時間以上働いています。村人から病気を見て欲しいと呼ばれることもたびたびありました。村のユヌシ・テムル村長は、「1000人あまりの村民はみんな、劉先生に見てもらったことがあります。お産の時、先生に取り上げてもらった子供もたくさんいます」
ウイグル族のアヘスムさんの2人の子供も劉玉蓮さんに取り上げてもらったのです。アヘスムさんは「劉先生のお陰で家内は無事にお産しました。今、生活が豊かになり、車も買いました。車を運転していて、劉先生に会ったら、必ず送ります。」
今までに、劉玉蓮さんが取り上げた子供は400人以上になります。しかし、劉さん自身は過労のために三回流産しました。心やさしい劉玉蓮さんは村の人々から慕われています。往診の途中で、村人たちは摘んだばかりの新鮮な葡萄や梨などを送ったり、祝日になると、おいしい焼肉やできたのナンをプレゼントしたりします。
ウィグル族のマイマイティジャンさんは「劉先生は本当に優しいです。患者から頼まればどんなに遅くともすぐ往診に行きます。私達は心から彼女に感謝しています」
では、クイズを繰り返します。
劉玉蓮さんは地元の人々からなんと呼ばれていますか。
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北京放送・中国国際放送局日本語部「新疆シリーズ」の係です。
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