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中国のお茶
   2007-07-02 13:40:47    cri

 今週の「中国の旅」の番組では、「お茶」の話題を取上げてお話しました。

 お茶は今、世界各国に普及していますが、もともとは中国から始まったものだそうです。その発見は紀元前にさかのぼります。それが二千年あまりの時を経て、様々な種類が生まれてきました。

 中国では、地域や季節によってさまざまなお茶の文化を育んできました。今、数百種類ともいわれるお茶が存在しています。その分類は、茶葉の色や形、香りなどで分ける方法など、実に多種多様です。一般的には、発酵度によって分類されます。その発酵度が浅いレベルから深いレベルまで、緑茶、白茶、黄茶、青茶、紅茶と黒茶の順です。

 つまり、発酵度の一番浅いものが、緑茶なんですね。それで、お茶の葉のもともとの色や香りを比較的に保っているわけです。だんだん発酵度が高くなると、色も味も濃くなって、仕舞いには紅茶とか黒茶になるんですね。

 中国では、生産量と消費量の最も多いのは緑茶です。茶葉が緑で、渋みのある爽やかな味わい、個人的には朝飲むことに最も適していると思います。また、紅茶が緑茶についで、二番目に多い生産量を誇っています。

 先ほど、発酵度によるお茶の分類方法を紹介しましたが、実際、お茶を売るお店に入ると、お茶が入ったガラスの瓶が、名前で分けてズラリと並んでいて、それだけで、もうどれを買ったら良いか分からなくなるほどですね。

 緑茶としては、だいたい龍井茶(ロンジンチャ)、碧螺春(ピロチュン)、緑牡丹(リョクボタン)、黄山毛峰(コウザンモウホウ)などですが、白茶の産地はほとんど福建省で、銀針白毫(ギンシンハクゴウ)、白牡丹(パイムータン)が有名です。黄茶としては、君山銀針(クンザンギンシン)、蒙頂黄芽(モウチョウコウガ)が挙げられます。また、青茶と言えば、ピンとこないかもしれませんが、ウーロン茶の凍頂ウーロンと言いますと、知っている方が多いでしょう。青茶には、ウーロン茶のほか、大紅袍(ダイコウホウ)、鉄観音(テツカンノン)、武夷岩茶(ブイガンチャ)なども代表的なものです。紅茶の中で、代表的な「祁門」(キーモン)紅茶は世界三大銘茶のひとつとして知られています。更に、黒茶の代表はもちろん、雲南省のプアール茶です。

 さて、最近、中国では、プアール茶が健康茶として若い人たちの間で流行りだしています。プアール茶は、新茶にこだわるほかのお茶のように、長く経つと美味しくなくなるという心配がないんです。茶葉を長く寝かせるほど味がまろやかになりますので、古いものほど値段も高くなります。もちろん、若者の中で受ける理由はこの特徴ではなく、脂肪分を取り除くダイエット効果にあると思います。ですので、脂っこいものとの相性がいいので、飲茶などの中華料理にお勧めします。

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