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桂林は中国西南部広西チワン族自治区にある世界的でも有名な風光明媚なところです。中国では水がある場所には魂があるとよく言われていますが、漓江はまさに桂林山水の魂と言えます。桂林から陽朔まで全長83キロメートルの漓江は中国の代表的な川です。その両岸に連なる山々と田園風景は、自然が描いた水墨画を見るようです。
現在、夜になると、陽朔域内2キロメートルに及ぶ漓江を舞台に『印象劉三姐』、劉三姐というチワン族伝説上の民謡の女王にまつわる大型舞台劇が上演されています。この舞台劇は桂林の山水風景を背景に、あの有名な映画監督の張芸謀(チャン・イーモ)が監督したもので、2003年の10月から、毎日少なくとも一回上演しています。また、この舞台劇は600人を超える出演者の大多数は素人の、地元の農民です。劇は1時間ちょっとですが、漓江の両岸に暮らしている漁民の生活ぶりを再現しています。
桂林の景色に魅了され、そこに長く滞在したり、何年間も住むようになったりする外国人が少なくありません。また、中国の独特な場所として、桂林はよく外国の政府関係者訪問スケジュールに組み込まれるのです。これまで、108人の外国の国家元首が桂林を訪れました。

桂林名物に最も有名なのは「米粉(ビーフン)」です。お米で作った麺のようなものは中国の多くの地域では「米粉」と呼ばれています。この「米粉」を茹でて、野菜や肉などと共に鶏がらスープに入れて出来上がる物が中国の南部や南西部でよく食べられます。
また、「尼姑素麺」も有名です。これは精進料理の一種で、麺を茹でて、大豆もやし、フクロタケ、椎茸、筍などで煮詰めたスープに入れて、さらに、桂林腐乳(フールー)、炒めた卵、味付け干し豆腐、生麩などと調味料を入れて、食べられるものです。
もう一つ、「桂林水ズーバー」もあります。「ズーバー」というのはもち米を蒸して、餅のようについてから、さらに、せいろうで蒸したものです。この「桂林水ズーバー」には餡があって、色が白くて、柔らかい。蒸してから、少し砂糖やきな粉をつけるとより美味しくなります。
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