中国西部、新疆に暮らすカザフ族は「馬の背の上の民族」と呼ばれています。草原に暮らしているカザフ人は自分が尊敬している優れた人を「タカ」と呼んでいます。新疆ウイグル自治区イリのカザフ自治州新源県の町アレルトベ鎮に、人々から「タカ」と呼ばれる人物がいます。その人は警官アスハルです。
今年30歳のアスハル警官はアレルトベ鎮派出所の所長です。大学を卒業してから、今まで、彼は8年間警官の仕事に携わってきました。
2004年3月、容疑者は菜園を見守る老人を殺害した後雪山に逃げました。アスハル所長は同僚を率いて馬に乗って追跡し、5日後その容疑者を逮捕しました。記者のインタビューに対し、アスハル警官は、「われわれにとって最も喜ばしいのは、刑事事件を解決することだ。去年6月25日、殺人事件があった。公安省から事件を解決するよう要求されて、われわれはとてもプレッシャーを感じていた。7昼夜を経て、事件が解決し、われわれは非常にうれしかった」と述べました。
2004年7月アスハル所長はショルブラク鎮派出所からアレルトベ鎮派出所所長に転任しました。当時地元の治安状況はあまりよくありませんでした。けんかや賭け事、窃盗事件が時々ありました。このような局面を変えるため、アスハル所長は警官たちを率いてパトロールを強化すると同時に、民衆たちに彼の携帯電話番号と派出所の電話番号が書かれた連絡カードを配りました。
アスハル所長と警官たちの努力により、地元の治安状況は著しく改善されました。もともとは治安事件が毎日起こっていましたが、毎月1回か2回に減少しました。現在、アレルトベ鎮の住民たちは安定して調和のとれた生活を送っています。
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