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新疆人民病院の「愛の心を持つ院長」

2006-09-01 09:44:53 cri

　新疆ウイグル自治区人民病院は、新疆にある最大の総合病院です。病院の指導者として、王発省院長は国内外の先進的な医療技術やサービス理念を導入し、新疆の医療発展の推進役を果たしました。また、王院長は弱い立場に立った人たちを助けることに力を尽くしており、「愛の心を持つ院長」と賞賛されています。
　8月3日、記者は王発省院長にインタビューしました。50歳の王院長は背丈は普通で、とても優しい人です。
　王院長は、生活が苦しい農村に生まれたため、一般の人々よりも貧困患者の心が理解できます。院長になる前に、彼は新疆南部のアクス（阿克蘇）地区の県衛生局副局長で、長年の末端組織での経験を持っています。
　1998年、王発省先生は自治区人民病院に転勤しました。副院長と院長を務めて8年、いかに民衆のためにきちんとしたサービスするかは王院長が最も悩んだ問題です。
王発省院長は「私1人の力では多くの仕事はできない、管理者として、自ら手本を示し、模範的役割を果たすこと、また病院の同僚たちと共に、われわれ医療関係者のイメージと価値を具現することは私にとって一番重要である」と述べました。
　王院長は、農民や牧畜民たちの健康診療が難しいことや診療費が高いことを解決するために、いつも医療チームを派遣して、末端病院のいろいろな問題解決を助けています。長年の実践の中で、王院長は巡回医療チームを育成し、定期的に各地で医学講演をしたり、先進的な医療技術を伝えています。

　ある日、王発省院長は新疆の和田に出張した時、帰りの飛行機の中で和田から来たウイグル族夫妻に出会いました。この夫妻の3歳の息子はオートバイにはねられて片方の足を骨折しました。地元の病院で緊急に包帯をした後、ウルムチの病院で手術を受けるに行く途中でした。一般的に、骨折した足の手術は10時間以内にしなければなりません。しかし、当時すでに2時間経っていました。王院長はこの状況が分り直ちに、病院の救急車を空港に行かせて、この子供を病院に運んで動脈や静脈の縫合と接骨部分の手術を実施し、成功しました。　　シャバート・アイさんはカザフスタン人です。彼は、稀な脳の病にかかりました。今年初め、彼は突然しゃべれなくなり、右手が動かなくなりまして、カザフスタンから新疆人民病院に来て、治療を受けました。
　シャバート・アイさんは、「わが国の医師はモスクワで治療するよう勧めてくれたが、しかし、身近な人に中国の医療レベルが先進的だと言われ、その上、仕事の関係で新疆に2回ぐらい来たことがあり、イメージが非常に良かったから、人民病院を選んだ。私は非常にこの病院の神経科の専門家たちに感謝している。医師たちは非常に真剣に私のために治療し、医術も非常に高い。現在、私の病状が明らかに好転している。私は非常に満足している」と話しました。
　新疆の医療事業を促進するため、王発省院長はいつも専門家とともに農村へ巡回医療に行き、先進的な医療技術を推し広めると同時に、辺鄙な地区の病院に医療設備を寄贈しました。これは新疆に住む各民族人民に歓迎されています。しかし、王院長はこれで満足しないのです。今後、病院の職員と共に、さらに多くの人々に品質優良なサービスを提供していくのが彼の最大の願いです。