新疆ウイグル自治区の伊寧県にある小さな町に、誼群派出所があります。その所長は陳犁川さんです。彼はこの十年余り、地元の人たちや社会の安定のために黙々と仕事をし、地元住民の尊敬と支持を得ています。陳さんは過去2回「全国優秀警官」に選ばれ、様々な栄誉称号も数回獲得しました。
陳犁川所長は1968年生まれの漢民族です。1993年新疆ウイグル自治区警察学校を卒業し、1994年警官となり、現在、伊寧県誼群派出所の所長をしています。
誼群派出所にはわずか7人の警官しかいませんが、長い間、この1万人しかない町で、警官たちは民衆のために様々な困難を解決しました。
2005年5月5日夜。住民の王玉臣老人は家の中でうっかりして転んで動けなくなりました。陳犁川所長はこのことを知って、直ちにこの老人を病院に送りました。2005年10月26日夜には程新興さんが店の前に泊めていたオートバイが盗まれました。陳犁川所長は警官たちを連れて、わずか10分で逃げていた容疑者を逮捕しました。2005年だけで、陳犁川所長は110番通報による事件延べ618件を処理しました。
末端組織の派出所なので、大きな事件はあまりありません。多くのは小さな問題です。これに対して陳犁川所長はいつも真剣に取り組んでいます。
1998年6月9日、陳犁川所長は労働者の徐永江さんから救助を求められました。徐さんの4歳の息子は小型トラクターにひかれて足にけがをしました。陳犁川所長は直ちに、子供を病院に運び、入院にかかるお金がなかったことを知ってすぐ自分のお金を出して保証金にしました。子供の健康は回復し、子供の両親は派出所に来て感謝の意を表すペナントを送りました。
これに対して、陳犁川所長は、「我々の派出所は民衆のために存在するものだ。このようなことを知って自然に助けたのだ。我々は警官だから、民衆を助けなければならないと思って、このようなことをやった」と述べました。
警官となって16年間に、陳犁川所長は民衆のために様々な困難を解決しました。毎月の給料はわずか1200元だけですが、この16年間に、生活が貧しい民衆に寄付した資金は合わせてすでに10万元余りに達しました。
不法行為に対して、陳犁川所長は凛然と戦っています。2001年のある夜、陳犁川所長がパトロールしていた時、2人の青年が塀を越えて入室し窃盗しようとすることを発見しました。彼は直ちに突進して2人とわたりあいました。そのうちの1人を捕えました。
「事件が少ない。秩序がよい、民衆が満足し、社会が安定する」ということは陳犁川所長が派出所の仕事を評価する基準です。陳犁川所長の指導の下で、派出所は「ベストテン派出所」、「全国公安系統青年文明号」などの栄誉を獲得しました。
指導員の曾建軍さんは、「陳犁川所長は平凡な担当場所で平凡でない成績を作り上げた。一件か二件の良い事をやるのは私にもできるが、陳犁川所長のように長い間民衆のために良い行いをすることは私はできない。私はこのような戦友を誇りに思っている」と述べました
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