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洛陽の牡丹逸話と龍門石窟
   2006-05-24 15:24:29    cri

 長い歴史を持つ中国の中で、西安、洛陽、開封、南京、北京、杭州は六大古都と呼ばれています。その一つ洛陽は四千年前の昔です。特に、東漢、魏晋、隋唐の時代は、洛陽は中国のみならず、アジアの中心で、シルクロードもここから西へ延びていきました。

 洛陽は古代中国の13の王朝の都が置かれた所です。

 実は少し古い資料では、9王朝の城都だったと記されていますが、最近の考古学の発掘から13王朝が城を構えていたことが明らかにされました。

 この洛陽には面白い逸話が残されています。牡丹が洛陽の花として知られるようになったのは、中国最初の女帝、則天武皇のお陰というのです。花を愛した唐の則天武皇は、当時長安にいたとき真冬だというのに「百花」に開花を命じました。しかし、いかに権威者の則天武皇の話といえども、牡丹の精だけは命令を断固拒否したのです。激怒した女帝は「牡丹」を当時の副都心だった洛陽に追放しました。都落ちした牡丹の花は、それから洛陽を故郷として、毎年の春に、色とりどりの花を咲かせ、観光客を集めるようになったわけです。

 洛陽市の中心からから13キロしか離れて所に龍門石窟があります。ここは世界文化資産に登録されています。

 龍門石窟は西暦493年ごろから約400年を経て、石窟約2000個、石像10万、石碑3600あまり、仏塔約40が遺され、中国古代歴史と芸術の貴重な文化財の宝庫です。これらは有名な石の建造物です。今では中国の代表的な観光地になっている。

        

 

 洛陽はBC770年に周の都が置かれて以来、北魏、隋、唐など13王朝の王城都市を築き、「13朝の古都」とも呼ばれています。

 石に刻まれた無数の遺産は、古代の芸術家が創った豊富多彩 な芸術石像で、中国古代史や芸術を研究する重要資料となっています。

 しかし、長い歴史で、自然の力で風化し、盗掘されたものも多く見られました。

 この石像で最も有名なのは、龍門山中央の岩壁の彫られた「廬舎那大仏像」で、高さが17.4mあり、両脇には、大きな菩薩、天王、仁王が控えていました。この廬舎那大仏は後に、中国唯一の女帝となった則天武后をモデルにしたと伝えられています。その理知的な表情からは、気高さがくみ取れ、則天武功の面影とがオーバーラップしてきます。

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