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「事実を追い求めひた走る」という意味 | 「北京五輪の開かれる北京で中国語を学びたい」と、北京への留学を希望する人の数も伸び続けています。今回は日本人留学生100人ほどが在籍する、北京市西北部の総合大学・中国人民大学をご紹介します。
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記念写真を取っている大学院卒業生 |
中国人民大学は、大学の集まる中関村にあり、1937年に設立されました。社会科学、人文科学を中心とした総合大学で、中国の重点大学のひとつです。中国政府の幹部や官僚などを多く輩出しています。2004年度は、1万8千人あまりの学生が在籍し、そのうち研究生は1万人を超えています。学部生より、大学院生や研究生の比率が多いのも特徴です。
また、留学生は今年春の時点で1060人あまり。外国の大学とも交流が盛んで、1950年からこれまでに50カ国の国から留学生を受け入れてきました。留学生は、韓国人が最も多く、次いで日本人の学生100人ほどが現在人民大学で学んでいます。
昨年9月から人民大学で学んでいる日本人留学生・山崎映子(あきこ)さんは、中国政府の奨学金を受け学んでいますが、人民大学には各種奨学金留学生が多いことも特徴です。
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山崎映子さん | 「満足しています。この1年間、授業は月曜から金曜、朝8時から11:30分まで中国語の授業を受け、精読、会話、ヒアリング、などを勉強してきました。人民大学は総合大学の割にはこじんまりとしているので、ロシア、韓国、イタリア 多くの留学生とも仲良くなりやすいと思います。また語学の授業は午前中におわるので、午後は太極拳の班に参加したり、北京に住む日本人向けの雑誌に記事を書いたりと、毎日充実した時間をすごしています。」と話してくれました。
この8月で多くの学生は一年の勉強を終え帰国しますが、山崎さんは「2008年北京五輪の際、日中間のマスコミについて実際目で見て、研究したい」という目的のため、来年1月に行われる人民大学・新聞学科の大学院の試験を受験予定ということです。
中国人民大学
北京市海淀区中関村59号 2008年までに近くを地下鉄が開通することになっています
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