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「変貌する香港その(一) 香港島編」
   2005-06-10 21:06:20    cri
1997年7月1日、主権が英国から中国に返還されて、今年で丸8年。特別行政区として1国2制度が採られていている香港。グルメ、ショッピング、観光、ビジネスと世界中の人を惹きつけてやまない香港ですが、近年、中国大陸からの観光客、ビジネスマンも格段に増え、街は確実に変化を続けています。

●スターフェリーで香港島へ 

まずは香港の中心・ビクトリア湾をスターフェリーに乗って、九龍から香港島に向かいました。

両岸を結ぶこのフェリー、以前は20分ほどかかりましたが、時間がどんどん短縮され、現在は7分ほどで到着します。船の速度が上がったことに加え、大きな要因は、両岸の「埋め立て」が進んでいるからです。

この地には、現在新しい高層ビルやアジア最大の展示場、高級ホテルが、次々と完成しています。

スターフェリーからの香港島の景色

ヴィクトリアピークからの眺め

●景色を一望できるビクトリアピーク

観光の目玉、高層ビルが立ち並ぶ香港を一望できる、標高554mビクトリアピーク。急勾配を登っていくケーブルカー・ピークトラム、またはバスなどで上がることができます。

この場所は一年中、朝から晩まで訪れる人が絶えませんが、最近は湿度と大気汚染のため、残念ながら景色そして夜景がはっきり見られない日が多くなりました。しかし、せり立つ高層ビル群は、やはり迫力満点。

20年ほど前、香港で一番高いビルは36階建て。しかし今は80階ほどと、2倍以上の高さのビルがたち、国際都市・香港のシンボルタワーとなっています。

中国銀行、イギリスの金融機関など「風水」を駆使して設計された個性的なオフィスビル群、日本はもちろん世界の企業が掲げる大きな電光看板、埋め立てで徐々に近づく香港島とクーロン半島。  

ビクトリア ピークから眺めるこの景色は今後も変化を続けていくことでしょう。

●日本の文化・流行が受け入れられている 

香港島にはまだまだ見所が沢山ありますが、旅行の楽しみのひとつといえば、ショッピング。日系デパートの集まる「コーズ ウェイ・ベイ」は、さながら東京の渋谷、新宿といった雰囲気。週末は若い人を中心に歩くと肩がぶつかるほど混みあいます。

賑わうコーズ ウェイ・ベイ

そごうデパート前

ハッピーバレー競馬場

ここは日本の商品や食を売るお店も多く、中心にある「そごう」デパートの地下の食品売り場では、お寿司のテイクアウトや、たこ焼きを売るコーナーに列ができていました。また一歩外に出ると、路上のスタンドでは、日本の人気女性誌「キャンキャン」などの最新号が売られています(文字は翻訳済のもの)。日本料理屋さんは、週末満員御礼のお店も多く、ここに来ると「日本の流行、文化が、香港に根付いている」。そんな風に感じることができるでしょう。

勿論、デパート以外でも、ブランド品を扱うショッピングモール、そして露天の市場なども充実しています。コーズ ウェイ・ベイのそごうから程近い場所には、競馬の「ハッピーバレー競馬場」もあり、レース開催中の毎週水曜夜には多くの人でにぎわいます。

●気分爽快!街の移動は2階建てバスで

街をまわるのには、地下鉄網も発達していますが、二階建てバス「トラム」に乗ると、香港の雰囲気を存分に楽しむことができます。
すでに100年以上の歴史をもつこの路面電車は、古いビルとビルの間をぬうように走りぬけ、どんなに距離が長くても、料金は一律、2香港ドル、日本円で30円ほどと安く、主要な足のひとつとなっています

香港は一年を通して温暖な気候ですが、6~8月の夏の期間は気温も湿度もぐっと上がります。今回も6月の初めだというのに、最高気温は31度、湿度も80%をこえ、じっとしていると汗がにじんできました。しかしトラムの窓は全て開け放たれていたので、特に2階に座ると風が吹きぬけ爽快感が味わえます。

トラムでは料金は後払い。「オクトパスカード」を使っている人を多く見かけます。ほとんど全ての交通機関、そしてお店などで使える電子マネーカードで、日本でいうとJR東日本のスイカのようなもの。ピッと機械にかざすだけで、スムーズに乗り降りができます。

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