国連ウイーン事務所の唐国強中国駐在代表は27日、IAEA・国際原子力機関の理事会会議で、朝鮮半島とイランの核問題における中国政府の原則的な立場を示しました。
唐国強代表は「朝鮮半島核問題は、朝鮮半島および東北アジアの平和と安定に関わっている。中国は、対話を通じて平和的に問題を解決し、朝鮮半島の非核化を実現することで、半島ならびに東北アジアの平和と安定を守っていく」と述べました。
また、「朝鮮半島核問題をめぐる6ヵ国協議をさまたげていた一部の問題がこのほど解決された。主催国として、このほど行う予定の団長会議や次の段階の活動などについて関連各国と協議している」と語りました。
イラン核問題については「中国は、国際的な核拡散防止システムを支持し、イラン核問題の平和的解決を主張する」と述べました。また、イランならびに関係各方面に対して、IAEA理事会や安保理との決議案を履行し、引き続き協力を強化していくこと、粘り強く、柔軟に対応することを呼びかけました。(翻訳:katsu チェック:末永)
|