宮城県産業技術センターを見学
中国の中華全国青年連合会と日本の独立行政法人・国際協力機構(JICA)が共催する「日中青年の友情計画」の2008年度事業として、中国青年研修団が10月21日から11月7日まで日本を訪問しました。
この研修団は、青少年事業や経済、教育、環境保護などに携わる青年代表100人余りからなります。それぞれの専門分野別に5グループに分かれ、18日間の日程で日本各地を訪れました。研修内容には、政府機関、企業、学校などの参観のほか、地元の若者との合宿討論やホームステイもありました。
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富士山の山中で植物・動物の紹介を聞く |
そば作りを体験 |
参加者のほとんどは日本を訪れたのは今回が初めてです。訪問した印象について、団員の黄さんは「地下鉄のホームがどんなに人が多くても整然としていたことに感心した。中国では列に割り込んだり、バスや電車が来ると我先に車内に飛び込んで席を争ったりする人がまだいるけど、日本ではそんな光景はまったく見られなかった」と話しています。
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水揚げ直後のホタテの下処理に首を伸ばす |
水産物加工工場でメカブを試食 |
ホームステイを体験した呉さんは「簡単な自己紹介以外は日本語は話せないので、行く前はすごく心配していた。でも、ホストファミリーの皆さんはいろいろな美味しい料理を作ってくれたり、散歩に連れていってくれたり、とても親切にしてくれた。とくにステイ先の奥さんは、わざわざ日中辞典を買って懸命に中国語で話しかけてくれた。言葉は通じないけれど、日本人の熱心で親切なところをつくづく感じた」と述べています。
「日中青年の友情計画」は、両国政府の合意によって1987年に始まったもので、日本政府が中国各界の青年代表を毎年日本に招くという大規模な交流プロジェクトです。これまでに訪日した中国の若者は4000人を超えています。(文・写真:鵬)
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