日本の中曽根康弘元首相はこのほど、上海の地元紙「東方早報」のインタビューを受けた際、「今回アメリカから起きた世界的な金融危機およびその他の問題は、新しい世界秩序の誕生を促進するだろう。この危機を契機に、中国と日本は東アジア地域における大国として、金融分野で協力を強化し、世界にアジアの力を示すべきだ」と述べました。
中曽根元首相は、「現在、世界は大きな転換の時期を迎えている。アメリカのサブプライムローンによる世界的な金融危機や、瞬時性、便利性、効率性だけを追求するインターネット社会によるマイナス影響、および温室効果ガスなどのグローバルな問題により、アメリカが単極支配していた世界が多極的なものに変化しようとしている。また、平和と繁栄の世界的新秩序が芽生えはじめている」と述べました。
また、中曽根元首相は「中国と日本は世界の金融機関と共に協調し、金融分野で協力を拡大すべきだ」と語りました。(翻訳:シュ コウ)
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