第4回北京ーー東京フォーラムが16日午前、東京で開幕しました。今回のフォーラムは、「アジアの未来と中日の役割」をテーマとしています。日本駐在の崔天凱中国大使は、開幕式で挨拶しました。
席上、崔天凱大使は、「今年は中日平和友好条約締結30周年であり、中国が改革開放政策を実施して30年となる。これまでの30年間、中日関係は大きく発展してきた。中国は、目を見張るほど大きな進展を遂げている。また、今年は中国の改革開放政策を定めた鄧小平元首相が日本を訪問して30周年となる。この歴史的な訪問により、友好条約締結の手続きが進み、中日の末永い将来に渡る友好の方向が決まるとともに、悠久の歴史を持つ中国が改革開放の新時代を実感することができた」と語りました。
ここ数年、中日関係は、厳しい政治的な試練を経てきました。しかし、双方の努力のもと、中日関係は難局を乗り越え、新たな歴史的地点に立っています。両国の首脳は相次いで、「氷を砕く」、「氷を溶かす」、「迎春」、「暖春」の旅により、戦略的な互恵関係を全面的に促進する目標を定めるとともに、相互の政治的な信頼を強め、実務的な交流と協力を深めることで、両国関係は再び活性化してきました。今年に入って、四川大地震の救援活動や北京オリンピックで協力し合ったことにより、両国の信頼と友好はさらに深まりました。
中日関係の次の30年、更にその先に目を向けると、平和共存、将来にわたる友好、互恵協力、共同発展という目標を実現するには、、中日両国は、まだ多くの重大な課題を克服していなければならないでしょう。(翻訳:李いつ豪)
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