主要20カ国・地域の財務相・中央銀行総裁会議はブラジルのサンパウロで8日開幕し、出席している一部の代表は記者会見し、「世界範囲で金利を引き下げることで、金融危機による損失を減らすことが今回の会議の重要なテーマの一つとなる」との考えを示しました。
カナダのフレアティ財務相は会議開幕前にメデェアに対し、「関係各方面は利下げ率の問題について検討中だが、イギリスのブラウン首相やIMF・世界通貨基金が共同で提唱している共通の財政税制による刺激策が支持を得られるのは難しい。一部の国がそれに伴う支出の増加に耐えられない可能性があるからだ」と述べました。
更に、カナダのフレアティ財務相は、「利下げは金融危機に対応するための重要なテコとなる」と指摘した上で、協議を通して、ある程度の共同行動を取ることに期待を示しました。
主要20カ国・地域財務相・中央銀行総裁会議では、金融危機対応策と新しい国際金融秩序確立について二日間にわたり、協議することにしています。(翻訳者:謝宏宇 チェック:横山)
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