パレスチナ自治政府のアッバス議長は12日、ヨルダン川西岸の都市ラマラでパレスチナを訪れている欧州連合(EU)のソラナ共通外交・安全保障上級代表と会談しました。双方はパレスチナとイスラエルの和平交渉について意見を交換しました。
アッバス議長はソラナ上級代表に、イスラエルとの和平交渉に関する最新の動きについて紹介し、イスラエルといかなる部分的、あるいは一時的な協定を結ぶことにも反対する立場を改めて表明したということです。
また、パレスチナ自治政府のファイヤード首相もソラナ上級代表と会談し、イスラエルが居住地を建設し続けていることを批判し、「これは国際法に公然と違反する行為だ。国際社会はイスラエルに圧力を加え、ヨルダン川西岸での居住地拡大を直ちにやめさせるべきだ」と訴えました。
別の報道によりますと、ソラナ上級代表はこの日、メディアのインタビューに答えた際、イスラエルとパレスチナの和平交渉が進まないことを強く非難すると共に、双方が年末までに合意できるか懐疑的な姿勢を示しながらも、和平交渉の原動力を維持するよう期待していると述べたということです。(09/13 翻訳者:Lin)
|