第63回国連総会は29日、アメリカに対し、50年近くに渡るキューバへの経済、貿易、金融封鎖を直ちに停止するよう圧倒的な多数で決議しました。1992年以来、国連がこのような決議案を採択したのはこれが17回目です。
この決議案はアメリカに対し、国際法や「国連憲章」により貿易と航行の自由を保障し、キューバへの封鎖を一日も早く解除するよう促しています。
キューバのロケ外相は表決前に談話を発表し、「アメリカはすでに、キューバに対して半世紀近く経済封鎖を実施してきた。それにより、キューバにもたらした直接的な損失は930億ドル以上に達した」と述べました。
中国の劉振民国連次席大使は発言のなかで、「制裁はキューバやその他の国の利益を損ねただけでなく、民主、自由、法制、人権などの原則にも背いている」と語りました。(翻訳:玉華)
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