中国系アメリカ人の科学者楊振寧氏は16日、シンガポールで、「中国経済が改革開放以来、高速な成長を保ってきたのは、実務的、柔軟性のある政策を実施したことや、中国人の勤勉節約、苦労に耐える伝統的な文化によるものだ」と述べました。
楊振寧氏はシンガポールの南洋理工大学で、講座を開き、「新中国が成立して以来、中国政府は教育を重視し、改革開放後にインフラ施設の建設を加速し、謙虚な態度で実務的、柔軟性のある政策をとってきた。また、中華民族の勤勉節約、苦労に耐える伝統も経済の持続的で急速な成長を保つ重要な要素となっている」と述べました。
今の世界的な金融危機について、楊振寧氏は、「この危機がアメリカから起きた原因は、アメリカ政府と個人が『負債』に慣れているからだ。もう一つの原因はアメリカの金融市場監督管理システムが効き目がなく、多くの銀行と金融機関が賭け事のような投資をするからだ」と指摘しました。(翻訳:玉華)
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