中国民主促進会中央経済委員会の王旭・副主任(中国科学院地理所資源応用研究センター主任)が3日、取材に対し、「珠江デルタ、長江デルタ、環渤海経済圏に続く第4の経済圏は、環北部湾(トンキン湾)経済圏にすでに定まっている」と述べた。「新京報」が伝えた。
国家発展改革委員会の委託を受け、北部湾経済区の調査研究に参与している王・副主任は、「北部湾経済圏の構築は、第12次五カ年計画期間(2011ー15年)において重要なプロジェクトになるだろう」と述べている。
この「第4」の経済区には他にも候補がいる。北部湾以外に、武漢を中心とする中部地区、瀋陽を中心とする東北旧工業基地、成都・重慶を中心とする西部地区の3地区が主な候補に上がっている。王旭副主任は、「中国科学院地理所の研究結果によると、北部湾がもっとも今の中国経済の需要に合っている。なぜなら、北部湾は中国西部にとって唯一の海につながるルートであり、対東南アジア市場の貿易に優位だからだ」と述べている。
広西チワン族自治区は早くも2006年から、南寧、防城港、欽州、北海を含む「北部湾(広西)経済区開発戦略」の正式な構築を始め、同経済区の計画建設管理委員会を成立している。
「人民網日本語版」
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