FRB・米連邦準備制度理事会、ECB・欧州中央銀行、EOB・イングランド銀行など世界の中央銀行6行が8日、政策金利の協調引き下げを発表したのを受け、フランス、イタリアとオーストリアなどの中央政府も金融危機に対応するための緊急援助案を発表しました。
FRB、ECB、EOB、それにカナダ、スイスとスウェーデンの中央銀行6行は、協調して政策金利を0.5%引き下げると発表しました。共同声明の中で、「西洋の主要経済国は金融危機の対応策について、交渉と協議を繰り返した結果、協調利下げを決定した」と説明しました。
フランスのフィヨン首相、オーストリアのグーゼンバウアー首相は8日、両国政府は預金者の利益を確保するため、苦境に陥った銀行に財政援助を早急に行うと発表しました。イタリア政府も同日緊急会議を開き、銀行業の安定と預金者の利益を保証するための金融援助法を採択しました。
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