EU・欧州連合各加盟国の財務相らは7日、金融危機と経済減速に協調して対応することで合意し、当面の楽観視できない経済情勢に対応するため統一した経済発展戦略を取る方針を確認しました。
ルクセンブルクで7日開かれたEU27ヶ国財務相会議で採択された決議は、「このところの世界金融市場の動揺と原材料価格の上昇などの要因から、EUの経済発展は重大な問題に直面している。経済の減速やインフレ率の上昇などの課題を克服するには、EU各加盟国がそれぞれの立場を調整する必要がある」とした上で、次の三つの措置を打ち出しました。第1は、即効性のある経済政策を打ち出し、国民経済の持続可能な発展を推進していくこと。第2は、金融市場への信任を建て直し、中小企業への信用貸付の過度な萎縮を防ぐこと。第3は、広い範囲で経済発展にプラスとなる国際環境を模索することなどです。(翻訳:周莉)
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