中国の人民日報は28日、三鹿グループが生産した乳児用粉ミルクの事件について、「道徳は市場経済の基礎だ」という論説委員の文章を掲載しました。
この文章は、「人間を土台とする現代社会は、利に目を奪われて道義を忘れることを絶対に放任せず、基本的な道徳を失うことを許さない。信用は契約社会の前提である。道徳は商業文明の基本だ。粉ミルク事件は経済発展の中でも、道徳の建設が重要であることを我々に忠告した。道徳を犠牲にし、消費者の利益を損なえば、最終的に、重大な代価を支払わなければならなくなる」と述べました。
また、文章は「道徳はすべての制度を動かすものだ。文明社会において、道徳と法律には離すことのできない密接な関係がある。どちらを失っても成り立たない。法に基づいて国を治めるとともに道徳に基づいて国を治めなければならない」と述べました。(翻訳:まんへい)
|