IAEA・国際原子力機関のエルバラダイ事務局長は22日ウィーンで、「朝鮮は、数カ月前に稼動停止した施設を再開する意向だ」との考えを示しました。
エルバラダイ事務局長はこの日に開かれたIAEA定例理事会で、「朝鮮は、IAEAが行った寧辺の核施設の封印を解除し、設置した監視カメラを撤去するようIAEAに要請した。朝鮮側は、関連設備に対する一連のテストを行う予定だ」と明らかにしました。一方、朝鮮当局は、これらのテストでは核燃料を使用しないと表明しました。
アメリカ国務省のウッド副報道官は、「朝鮮がIAEAに封印の解除と監視カメラの撤去を要請したことについて、アメリカは関心を寄せている。ライス国務長官とヒル国務次官補は近いうちに、6カ国協議の他の関係国とこの問題について協議する。アメリカは、外交交渉を通じ、北朝鮮が6カ国協議での合意に戻るよう努力している」と述べました。
(翻訳:洋)
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