IAEA・国際原子力機関のエルバラダイ事務局長は22日、イラン核問題について、報告書を発表しました。その中で「イランは、核計画の大部分の未解決問題について答えたが、核計画が軍事的な目的を持っているかどうかは依然としてはっきりさせていない」と指摘しました。
報告書は、「イランは核計画の未解決問題に答えた際、IAEAと協力の態度を取った。これで大部分の問題ははっきりした。しかし、IAEAは依然として、核材料を持っているか、及び申告してなかった活動を行っているかについては確認できていない」と述べています。
これに対して、イラン最高安全保障委員会のジャリリ事務局長は、「エルバラダイ事務局長の報告書は、イランの核計画の平和的性質を証明した」と述べました。
アメリカの政治担当のバーンズ国務次官は22日、「イランのウラン濃縮活動を停止させるため、アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランス、ドイツの6カ国の代表は25日、ワシントンで国連安保理の制裁決議の採択について討議する」と述べました。(翻訳:玉華)
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