IAEA ・国際原子力機関が3日声明を発表し、オーストリアのサイバースドルフにあるIAEAの研究所で、この日の未明、放射能漏れ事故が発生したものの、いかなる被害はなかったと明らかにしました。
この声明は、「3日午前2時30分ごろ、核実験室で、放射性レベルの高いプルトニウムを入れた小型筒が破裂し、少量の放射性物質が漏れた。しかし、この事故で環境汚染と人に対する被害はなかった。研究所外部への放射能漏れはなかった」と述べました。
IAEAの関係者は、「事故の原因は筒に入れたプルトニウムの圧力による可能性がある。事故に対する全面的な調査を実施する」と述べました。
サイバースドルフ研究所は1970年代に設立され、主な任務は秘密裡に核兵器開発を行っている疑いがある国と地区でサンプルを取り、分析と評価を行い、IAEAに証拠を提供することです。プルトニウムは放射性元素の一つで、核兵器の製造にも使われています。(翻訳:董)
|