中国人民銀行の胡暁煉副総裁は、アルゼンチン中央銀行が開いた「貨幣・銀行に関する討論会」に出席し、「中国は引き続き安定した貨幣政策をとり、国内外の情勢変化に対応して、インフレーションのコントロールと比較的速い経済成長維持を両立させる」と述べました。
胡副総裁は、「いまの中国経済は2つの問題に直面している。ひとつは、インフレーションから来るプレッシャー。インフレーションが再び世界的に発生すると、新興市場と発展途上市場に一定のプレッシャーをかけてしまう。もうひとつはサブプライム・ローン危機の影響。その発生と蔓延は、アメリカと世界の経済・金融市場に大きな影響をもたらす。中国経済への影響と潜在的なリスクも軽視してはならない」との見解を示しました。
また胡副総裁は、「中国の中央銀行である中国人民銀行は各国の中央銀行が政策協力を進めるなどして、世界経済の長期的で持続的な発展を実現したい」との願いを語りました。(翻訳:黄恂恂)
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